起きたときの頭痛や口の渇き、寝ても取れない疲れ。朝に集中して起こる不調は、夜間の呼吸の状態を映していることがあります。
起床時の頭痛、口やのどの渇き、体が重いといった症状が朝に強く、昼にかけて軽くなる場合、夜間に呼吸が十分できていない可能性があります。
呼吸が止まると血液中の酸素が下がり、二酸化炭素が増えます。二酸化炭素には血管を広げる働きがあるため、頭の血管が拡張して起床時の頭痛につながることがあります。また、口を開けて呼吸していると、朝に口やのどが乾きます。いずれも、夜間の状態を知る手がかりになります。
眠っている間に呼吸が止まると、血液中の酸素が下がり、二酸化炭素が増えます。二酸化炭素には血管を広げる作用があるため、脳の血管が拡張し、起床時の頭痛として感じられることがあります。
この頭痛には、次のような特徴があります。
ただし、朝の頭痛は片頭痛や緊張型頭痛、高血圧など別の原因でも起こります。頭痛が非常に強い、これまでにない痛み方をする、手足のしびれや言葉の出にくさを伴うといった場合は、すぐに医療機関を受診してください。
眠っている間に口が開いていると、空気が直接のどを通るため、口やのどの粘膜が乾きます。起床時に口がねばつく、のどがひりつく、水を飲みたくなるといった症状は、夜間に口呼吸になっていたサインです。
口呼吸になる主な理由は、鼻がつまっていること、あるいは眠っている間に舌の付け根が落ち込んで口が開いてしまうことです。後者の場合は、気道も同時に狭くなっているため、いびきや無呼吸を伴いやすくなります。
口テープなどで口を閉じると渇きは軽くなることがありますが、それはあくまで症状への対処です。気道が狭いこと自体は変わらないため、いびきや眠気を伴う場合は原因を確かめることをおすすめします。
体の回復は、主に深い眠りの時間帯に行われます。夜間に呼吸が何度も止まると、そのたびに短い覚醒反応が起こり、深い眠りに入れなくなります。眠っていた時間は十分でも、回復に使われた時間が短いため、朝になっても疲れが残ります。
朝の頭痛は別の病気でも起こります。痛みが強い場合や、これまでと違う痛み方の場合は、まず頭痛の診療を行う医療機関へご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群の診断には、睡眠中の呼吸・血液中の酸素・脳波などを同時に記録する精密検査(PSG/終夜睡眠ポリグラフィー)が必要です。当院では院内の検査室でこの検査を実施しています。
構造化データ(FAQPage)を実装し、検索結果とAIの回答の両方に対応します。
寝姿勢が整うことで軽くなる方はいらっしゃいます。ただし気道が狭い原因が骨格や扁桃にある場合、寝具では解決しません。数週間試して変化がなければ、検査をご検討ください。
いびきや日中の眠気を伴う場合は、睡眠時無呼吸症候群を扱う呼吸器内科が適しています。頭痛そのものが強い場合は、まず脳神経内科などで頭痛の原因を確かめてください。
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