十分に寝たはずなのに眠い、会議中や運転中に眠ってしまう。それは睡眠の「量」ではなく「質」の問題かもしれません。
夜にきちんと寝ているのに日中眠いという場合、眠りの深さが保たれていない可能性があります。睡眠時無呼吸症候群では、呼吸が止まるたびに体が短く目を覚ますため、眠っている時間は足りていても、眠りが細かく分断されている状態になります。
日中の眠気は、単に「疲れている」で片づけられがちですが、運転中や作業中の居眠りは事故につながります。眠気が数か月以上続いている場合、または居眠りをしたことがある場合は、早めに検査をお受けください。
睡眠は、浅い眠りと深い眠りをくり返しながら進みます。深い眠りの時間帯に、脳と体の回復が行われます。
睡眠時無呼吸症候群では、呼吸が止まるたびに血液中の酸素が下がります。体はそれを危険と判断し、呼吸を再開させるために一時的に覚醒反応を起こします。この反応が一晩に何十回、重症の方では何百回とくり返されると、深い眠りに入る時間がほとんど取れなくなります。
この覚醒はごく短いため、ご本人には「起きた」という記憶が残りません。そのため「8時間寝ているのに眠い」という、一見つじつまの合わない状態になります。
眠気の強さを客観的に測る目安として、いくつかの場面で眠ってしまう可能性を点数化する方法が広く使われています。次のような場面で眠ってしまうことがあるかどうかが、ひとつの判断材料になります。
いいえ。日中の強い眠気は、睡眠時無呼吸症候群のほかにも、睡眠時間そのものの不足、不規則な生活リズム、ナルコレプシーなどの過眠症、うつ症状、服用中のお薬の影響など、さまざまな原因で起こります。
そのため当院では、問診で生活リズムや服薬の状況もあわせて伺います。入院して行う精密検査(PSG)では、呼吸だけでなく脳波も記録するため、眠りの深さそのものを評価できます。無呼吸以外の原因を見分けるうえでも役立ちます。
強い眠気がある状態での運転は、ご本人にも周囲にも危険です。睡眠時無呼吸症候群と交通事故の関連は、国内外の調査で報告されています。
治療によって眠気が改善する方は多くいらっしゃいます。運転を仕事にされている方、長距離の運転が多い方は、とくに早めの検査をご検討ください。
眠気の原因は複数あります。無呼吸以外の可能性も含めて、まず一度ご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群の診断には、睡眠中の呼吸・血液中の酸素・脳波などを同時に記録する精密検査(PSG/終夜睡眠ポリグラフィー)が必要です。当院では院内の検査室でこの検査を実施しています。
構造化データ(FAQPage)を実装し、検索結果とAIの回答の両方に対応します。
一時的には楽になりますが、夜間の呼吸が止まっている状態は変わりません。原因を確かめずに昼寝で対処し続けると、高血圧などの合併症が進むことがあります。
眠気を一時的に抑えることはできますが、根本の原因は解決しません。また夕方以降のカフェインは夜の眠りを浅くするため、かえって日中の眠気を強めることがあります。
このページの内容は、当院院長が監修しています。診断や治療の判断は、必ず医師の診察を受けたうえで行ってください。記載内容は一般的な説明であり、個々の症状について保証するものではありません。
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