毎晩の大きないびき、途中で止まるいびきは、空気の通り道が狭くなっているサインです。市販のテープで止まらないいびきについてもご説明します。
いびきは、眠っている間にのどの奥(気道)が狭くなり、そこを空気が通るときに周囲の粘膜が振動して出る音です。狭くなる原因は、あお向けで舌の付け根が落ち込む、扁桃が大きい、鼻がつまっている、体重が増えたなど、さまざまです。
問題になるのは、毎晩続く大きないびきと、途中でいびきが止まり、しばらくして大きな音とともに再開するいびきです。後者は呼吸そのものが止まっている可能性があり、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。ご家族から指摘を受けた場合は、一度検査をお受けになることをおすすめします。
眠りに入ると、のどのまわりの筋肉がゆるみます。あお向けで寝ていると、舌の付け根が重力で下がり、空気の通り道が狭くなります。狭くなったところを空気が勢いよく通ると、粘膜が細かく振動し、その音がいびきとして聞こえます。
気道が狭くなりやすい要因には、次のようなものがあります。
お酒を飲んだ日だけ、風邪で鼻がつまっているときだけ、といった一時的ないびきは、多くの場合心配のないものです。
注意していただきたいのは、次のようないびきです。
とくに2つ目は、いびきが止まっている間、呼吸そのものが止まっている可能性があります。ご家族が「息をしていない時間がある」と感じるのは、この状態です。
ご本人には自覚がないことがほとんどです。日中の眠気、朝の頭痛、夜中に何度も目が覚めるといった症状があわせてある場合は、検査をご検討ください。
鼻づまりが原因の方では、鼻を広げるテープで音が軽くなることがあります。口を閉じるテープも、口呼吸が原因の場合には一定の効果があります。
ただし、これらは音への対処であって、気道が狭いこと自体は変わりません。無呼吸がある状態で音だけが小さくなると、かえって周囲が気づきにくくなり、発見が遅れることがあります。
数週間試しても変わらない、あるいは日中の眠気を伴う場合は、市販品を続けるより検査で原因を確かめるほうが確実です。
あお向けのときだけいびきが出る方では、横向きで軽くなることがあります。抱き枕を使う、背中側にクッションを置くといった工夫で横向きを保ちやすくなります。
一方、姿勢に関係なくいびきや無呼吸が出る方も多く、その場合は寝方を変えても改善しません。検査では、あお向けのときだけ無呼吸が出るのか、体の向きに関係なく出るのかも分かります。
まず外来を受診いただき、ご自宅でできる簡易検査から始めます。ご自宅で一晩、鼻の下と指先にセンサーを付けて眠っていただくだけです。
その結果をふまえて、必要な方に入院での精密検査(PSG)をご案内します。当院では18時頃までにご来院いただき、翌朝6〜7時頃にご退院いただけるため、お仕事や学校を休む必要はありません。検査・治療とも健康保険が適用されます。
構造化データ(FAQPage)を実装し、検索結果とAIの回答の両方に対応します。
ぜひお越しください。いびきや呼吸停止は、ご本人が自覚できないことがほとんどです。ご家族の指摘は、もっとも確かな手がかりになります。
体重の減少で軽くなる方はいらっしゃいます。ただし、あごの形や扁桃の大きさが原因の場合は、減量だけでは改善しません。まず検査で原因を確かめることをおすすめします。
アルコールはのどの筋肉をゆるめるため、飲んだ日だけいびきが出る方は多くいらっしゃいます。ただし、毎晩の飲酒が習慣になっている場合は、無呼吸が続いている可能性があります。
お子さんでは扁桃やアデノイドの肥大が原因のことが多く、耳鼻咽喉科での対応が適している場合があります。まずはご相談ください。
このページの内容は、当院院長が監修しています。診断や治療の判断は、必ず医師の診察を受けたうえで行ってください。記載内容は一般的な説明であり、個々の症状について保証するものではありません。
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